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曲目リスト
1. はじめにうたありき
2. カラザ
3. アワヨクバワレサキニ
4. 曼珠沙華が咲いたら
5. 敗北論
6. 櫻の木と櫟の木
7. 眠れない夜が明けても
8. メロウ
9. 教育
10. 陰影の強い雲
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■ 山作戰主宰であり高山堂店主の高山真徳が 『毎日更新十年!』を掲げて始めた文章、
今のところ一応毎日更新されています。 

平成22年9月3日(365+246回目)

・昨日の晩は『ぼくなまはげ 』のあとに
いろいろなことを考えに
ビールを持って外に出ました。
優しい風が吹いて
ほんとにちょうどいい気温。
秋の虫がもうずいぶん
たくさん鳴いていて
次の朝が来たらまた
こんな灼熱だなんて
誰が想像するだろうって夜でした。
蝉 減ったね。



『好きなことを仕事にしてはいけない』
とよく聞きます。
『趣味は仕事にしてはいけない』
とも言うけれど、反対に
『趣味と実益を兼ねて…』
なんて発言もあったりする。


『好きなことを仕事にしてはいけない』
というのはきっと
有り余る才能でもない限り
『好きなこと』をちょっとずつ
『あんまり好きじゃないこと』
にすり替えながらやりくりしなければ
いけないからなんじゃなかろうか。
『好きでも嫌いでもないこと』
だったら妥協できることが
『すきなこと』の付近では
難しくなるから苦しむよという
意味なんじゃないかと思う。



『その作業でお金をもらう』
というシビアな関係に
『好きなこと』を連れ込んでしまった場合
譲りにくいし嫌いになりたくないし
鈍感になって見過ごしたくもないしで
いちいち擦れてしまう。
圧倒的な売り手市場で先頭切って
あとをみんながついていくような
関係性でない限り、
または売り手市場であったとしても
起きうる葛藤なんだと思う。
それを負担に感じるか、
『生きてるなあ自分』って思うかは
納得しかた次第なんだろうけれど。



僕は最初ドラマの脚本家になりたくて
そのために東京に来ました。
その夢を断念してもう20年以上。
ドラマは作る側に
回ることなんて考えもせずに
好きなものだけ好きなだけ
酸っぱい気持ちになったり
嫉妬したりせずに
観ることができるようになった。
唯一と言っていいくらいの
趣味になりました。



夢を諦めた頃に
たまたま連れて行かれた
大田区のカラオケ屋さんで
僕らの部屋のドアのまえに
ずーっと一人の若い男の
店員さんが立っていて
みんなで不気味がっていた。
僕がトイレに行こうと部屋を出たら
『歌手の方ですか!』
って言われたんだった。



意味がわからず
『なんですか?』
って言うと
『歌の仕事をしたほうがいいです!
感動しました!』
って言ってくれて
彼は駆けていった。
それからしばらくして僕は
曲を作り始めたんだった。
単純だなあ…。



二番手だった音楽を
いつの間にか一番好きになっていて
零細ではありながらもいま僕は
『生きてるなあ俺』
って思っています。
売り手市場じゃないけどねー。

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