100日山作戰 その83 新入相撲部員が寝技を練習するような囲碁のこと

囲碁がたのしくてねえ
まだ相変わらず14級のAIと戦っている

囲碁は相手を囲って陣地を増やすゲームだ 囲みながら囲われないために大人が必死になる
盤の正式なマス目は324個 縦横19の線がある

しかしこれで闘うと一局終わるのに時間がかかってしまうし 不慣れだと全体を見渡すのが大変なので 初心者は部分的に取り出したような 縦横9本や13本のゲームをすることが多いようだ
俺もご多分に漏れず9路盤から始めて13路盤へと移り 19路盤もたまにやるようになった
時間を見つけると9路盤でちまちまAIと戦っては勝ったり負けたりしている
しかも最近だんだん勝てる頻度が上がってきた

しかし9路盤というのは盤の四つの端が近いので 盤の端や角を使った攻撃が多くなりがちだ
19路盤でやってるときと比べるともう 柔道なのに決まり手に押し出しが並ぶイメージ
最終的には19路盤でやろうと思っている自分にはなんか違和感があった

しかしそれは下手くそだから気になるだけの話だった
角や端が近い分確かに押し出しで勝てる確率は高くなるのだけれど 際きわでの 囲って囲われてという頭脳戦の練習をするには 出兵するところから始まる物語だとすれば 戦闘シーンだけ セクシーなやつだったら出会いとかすっ飛ばして もう むふふなシーンだけを何度もたのしめる感じ いきなりクライマックスなのだった

で 力まかせなやり方を封じたら AIさんにまるで勝てないわけです
AIさんは思い込んだり勘違いしたりしないので 設定してある14級レベルの着実なこしゃくさで 冷静に意地悪をしてきて イライラさせてくれる

そうなるともう 相手のルールで勝ちたい するとますます勝てない 入部したての相撲部員が 柔道の寝技の練習につきあってる感じ 知らないうちに絞め上げられている
それでも寝技を身につけなければ
きっと力まかせのいまの自分のやり方ではきっと もっと上の級のひとたち(AI]だけど)には通用しないだろうしね
14級に5連勝したら「趣味は囲碁」って公言しようと思ってます

こしゃくでしたたかでしなやかな趣味を持った大人になろうと 目を白黒させてるよ

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