100日山作戰 その84 社長の日記のネジレを人間語に

100本ブログを書けと言われてわかったと言ってしまったものの 間に合わずに借金が3
日に2本書けたらいいね

俺の毎日の業務というか ルーティンのひとつに「昨日の山作戰」の添削がある
社長は感覚のひとで 普段の生活でも主語が省略されるし ひとつの熟語に対して主語が2つあったりもする
漢字を頭に浮かべてしゃべることがないので たとえば「いって」と書かれていたりして それがぱっと見「言って」なのか「行って」なのか「一手」なのか「煎って」なのかわかりにくい反面 「伺います」なんて変換されて文章が固くなってしまっているところがあるので そのあたりを修正するのだけれど これが難しい

しかも社長が言いたいことを 社長の表現をできるだけ残して伝えたいし 明らかな勘違いや書き間違いがあってわかりにくいとき以外は直さないと決めているので 独特の寸止め感がある作業だ
前に 俺をディスってるような内容があって直したら全然おもしろくなくなったし社長もやる気をなくしたので そうするようになった

仕事をしている社長はずーっと喋っているのでその横で修正は絶対にできないため 社長がいない状態でやるのだけれど 一度読んで「これはなんのことを言ってるんだろう」と頭をひねることもあった メッセンジャーで 「これはなにを指しているの?」なんて質問して腑に落ちるんだけれど そもそも生きている時空が違って 日本語では表現できない気がするネジレた文章は 人間語にするのが難しかったったりもした
最近はかなり修正する頻度が減って 作業にかかる時間も大幅に短縮されたけれど そのかわりに昔のような驚きはなくなってしまった

狼の血を引くと聞いて飼った犬がお手おかわりをして腹を出して寝そべるのを見るような 一抹の寂しさはあるけれど 日々のことだから正直 楽になっている

そもそも自分が書く文章がそもそも読みやすく書けないのに人の文章を直しているネジレ感は健在だ

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