ヤマサク春のセンまつりのこと 絶望の砂に花は咲いたのか

「ヤマサク春のセンまつり」とはなんだったのか

いまだによくわからない
しかも日が経つに連れてますますわからなくなっていく

やろうとしたことと言えば
捨て身ではなく採算がとれるように
あの頃観たようなホールコンサートを
俺なりのやり方で
カバー曲に頼らず
仲間たちとやる

というシンプルなことでした

山作戰のマネージャー鳩子は
音楽のすべてを
山作戰の活動で知ったようなところがあるので
俺がやってないことは存在しないも同然
「バンドでホールコンサートやりたいよね」
と言っても
「いいねー やりたいねー!」
とは返って来ない
「え?なんで?なんの意味がある?」
「なんの意味があるって?
そりゃあ決まってるだろ あれだ
あれ?…なんの意味があるんだろう」

こんなにやりたいのに
なんの意味があるんだろう

メジャーのミュージシャンでも
いま勢いがある方や
バンドで売れてらっしゃる方以外は
いつもはアコースティック弾き語りで
ツアーなさって
数年に一度 満を持してバンドツアー
なんてことも多いご時世
俺のような規模で
単独でバンドでホールコンサートってのは
身の丈に合わぬ所業

しかし例えに出すのも
おこがましいことですが
例えるとジャニーズの方が
先輩の後ろで踊り
やがて顔つきが出来て華がついて
メインの器になるように
歌舞伎の家柄に生まれた方が
幼いうちから舞台に立ち
怪物のような華の塊みたいなひとたちと
共演を重ねつつ
親御さんのご贔屓筋を自然に引き継いで
自らも大きな華になるように

血筋や才能だけじゃなく
場や環境が育てるものがあるとすれば
その育ち方は俺 してないよなあ 多分
とりあえずそういう場に
舞台に立ったら
その部分が育つんじゃなかろうか
育たないにしてもその器かどうか
わかるんじゃないかなあ…
みたいな興味が抑えきれなかった

しかし身の丈以上のことをしようとすると
ひとは長生きしない
と昔から聞いていたので
本番当日までクルマを運転する社長に
「そっち側にころばないように安全運転して」
なんて注意したりしながら暮らしたり

「こんな規模のコンサートは大きくもないし
特別と思ってるのはあなただけ」
みたいな言い方をなさるひともいらっしゃって
なにか言い返したいけどそうなんだろうなあ
って思ったり
「チケット買ってやるよ 行けないと思うけど」
とおっしゃる方を丁重にお断りしたりしつつ…

それでも熱く厚く支えてくれる
企業さんが現れて
その企業の偉い方が
協賛企業の社長さんである前に
理解者でお友達だという幸運もあったりで
なんとか思ってる規模の工夫を
お届けできることになり
個人協賛に賛同して下さった
あなたのおかげで
うまくいったときの記録も残せるようになった
まだうまくいくことが全然想像ができない時期のはなし

そして当日
大きな舞台はまったくの別物で
うねりがあって 神様(怪物?)がいて
自由があり
プロのスタッフさんたちが
ものすごく熱い(温度を感じるのです)
大きな手で押し上げたり
背中を押したりしてくれるのがわかる
不可思議で素敵な場でした

そして
大切な時間を使って現場へ来て下さって
席を埋めてくれたお客さんが
俺たちが出した音や工夫の炎を
それぞれの大きな喜びとして
ご自身のろうそくに灯して
どんどん増やしてくれるような
輝きが増えていくような
見たことがない景色がありました

俺が信じてバンドが信じてくれた曲たちが
こんなにもお客さんに向かって
届こうとしてる 機能してる

こんな景色が こんな世界があったのか…

いまも正直まだ
全貌が見えずにいます

 

お見受けする限りSNSなどには
またやって欲しいなどの
うれしい感想が多いです
しかし ご来場いただいて
ピンと来なくて黙ってらっしゃる方も
きっといらっしゃるでしょう
その方はもううちのライブへは
来てくださらないかもしれない

しかし
この取り組みのおかげで
より愛してくれたあなた
気に入って下さったあなたが
俺や曲たちをもう一つ
押し上げてくれる存在なのは確かで
その存在が明確で強く意識できたことは
俺にとっての宝ですし
おれがやりたかったことを見える化した
これを提示できたわけで
これを「好き」「嫌い」と
感じてもらえたってことは
好きだったひとは
これなら薦められる
と思ってもらえますよね

今回のテーマ曲として作った
「絶望の砂に咲く花」
楽観できるとは言い難いこの世に
俺は花を咲かせられたのかな

まだわかりませんが
センまつりは続きます

と実行委員に言ったら
「まだおなかいっぱい 考えられない」と
昼ご飯を食べてすぐ夕食の買い物に行ったひと
みたいなことを言われました

長くなりましたが最期まで読んでいただき
ありがとう
センまつり オッサンの無謀はつづきます
おつきあい下さい

写真提供 斉場 俊之

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