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大麻 も 奴隷も 「よい」

公開日: : ぼくはげ

「いい」 「わるい」
という言い方と
「いいと思う」「悪いと思う」
という言い方では
中に詰まってる意思の量が
違うんじゃないか

Twitterをはじめて
多くの意見を読むことができるようになって
あるときそう思いました

制限された文字数の中では
「思う」は端折られてるかも知れない
それでも工夫して
「思う」と書くひともいました

Facebookのほうが盛んになって
制限が関係なくなってみると
自分でも「思う」と書かないときに
なんだか
世間のお墨付きをもらってるような
ときに強い正義みたいな
凶暴さを帯びる気がしたし

ときにきつく縛る力
みたいなものに憑依されて
発想が不自由になる気がすることが
あったんです

20130410-110224.jpg

「◯◯したほうがいいよ」

なんてことを
よかれと思ってぼくも多くのひとも言う

しかしどう「いい」のか?
語られないことも多いし
主語が省かれてることで表現が
『一般的にみんなそう』
みたいな強さを持つこともある

それを言ってるひとが
「いい」と思いたいだけ

ってことが無意識に
ときに意識的に
隠されることもあります

知らず知らずのうちに
自分の意見や意思ではなくなって
どこかに存在する別なものに
おうかがいを立てたり
そいつのせいにしたりして…

明らかなのは
よい わるい は一定じゃない
ってこと

大麻や夜這いだって
幼いひとへの偏愛だって
時代と場所によっては
「わるい」ことじゃなかったわけですし
武力でひとの住んでいるところを奪って
自分の土地にして平気だった時代があったから
あんなに似たような国旗の国が
出来たわけですしね

そうやって
「よい」「わるい」が変化することを
ぼくに最初に教えてくれたのは
高校の世界史担当だった
片岡先生だったと思う。

そのとき先生は
『16世紀最大のヒューマニスト』
『スペインの良心』なんて言われたという
ラス・カサスさんのはなしをしてくれました

カサスさんはカトリックの偉いひと
アメリカ大陸で当然のように続いていた
アメリカインディアンに対する
拷問と虐殺を強く嘆いて
それをやめさせようと
命がけで戦ったらしい

しかし
酷使と虐殺と逃亡などで減った
アメリカインディアンの
かわりの労働力として
黒人奴隷を使うことには
良心の呵責はなかったらしく
そこに気づいたのは晩年だったそうです
そのくらいに聖書に「いい」ということを
裏付けられたことになってる
黒人奴隷の人権を認めるという発想は
このころのこのひとたちにはなかったと…

こういうはなしをつい
昔のひとが野蛮で劣っていた
と考えがちだけれど
きっとまったくそうではなくて

どこかのだれかが気づいて
広めた考えにぼくらが
わがもの顔で乗っかって
心地よさをもらってるだけなんだろう

多分そのころのひとより
偉い訳じゃない

だれが思うのかがはっきりしない
「よい」「わるい」はこわいと思う

それを「よい」と感じるのか
それを「わるい」と思うのか
それと同じくらいに
『いつの時代の誰が?』
を明らかにしたほうが

いいと 『ぼくは』 思う

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  1. ぼくはげ
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