弾き語りをやめるとき

ぼくは多分今後も
弾き語り版の音源を
出すことはないんだろうなと
強く確認するような出来事が
ここしばらくに集中して
何度かあった

いままでも弾き語りを
望むひとたちが
叱ってくれたり離れていったり
たくさんしたけれど
やっぱり苦しいもんだ

最初に苦情をもらったときは
いっそ弾き語りをやめてしまったほうが
誤解がなくてよいのではないかと
思ったりもした

しかしそれでは曲を伝えながら
動きまわるのに支障が出てしまう
ぼくは弾き語りから離れられなかった
ぼくが曲を作り始めたとき
ほぼ楽器を弾けなくて
打ち込みで曲を作り始めた
根っからの電子音楽畑出身であること
(そのおかげで
楽譜やコードをわからなくても
なんとか曲が作れた)

いまでも
その周囲の作業でしか
モチベーションが保てないこと

などから
ぼくには弾き語りの楽器だけが鳴る
音楽を録音する必然性が感じられない

弾き語り版を出したとしたら
そこを目指してくれるひとが
きっといまより多いかもしれないこと

そして自分が
そのひとたちの
期待に応えようとし かねないこと

その結果

モチベーションをえぐられて
音楽をやめたくなってしまうであろうこと

いつか弾き語りの音源を
届けることに意味を見いだせるときが
もしかするとくるかもしれない
でもあの曲たちはぼくの頭には
弾き語りではなくほぼあのかたちで
浮かんでいるんです

だって打ち込みで曲をつくるときだって
鍵盤を使わず
マウスでカチカチと音を重ねて
和音を鳴らして作ったんだから

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ぼくが自ら『シンガーソングライター』を名乗らないのは
弾き語りのイメージが強いから

そうじゃなくてもいまの活動ぶりじゃ
弾き語りのイメージが強すぎることは
気にはなっていますが

弾き語りをやめなければならないときが
そろそろ近づいているのかも知れません

それまでは一所懸命
曲を うたを 伝え続けようと思ってます

 

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