こびるでもなくもてなすの初歩

今年は
曲を作るとき
聴くひとの気持ちを考えたつもりになりたい
という願望が強まった時期でした
あくまでつもりですが
いままではそういうことを考えたことは
あんまりなかった

これは誰かに言われたからというわけではなく
いままでにそういうことをしてこなかったので
部分的にはそういうことを考えてみようかなと
興味がわいたのです
あくまで作る側の内部の問題なので
出てくるものに変化が出るかどうかは
あんまりわかりませんが
楽しいことになりそうだなとは思います

つらつら考えているうちに
数年前にうちで呑んでるときに
誰かと話した会話が思い出されました

「作った曲がまえに作った曲と
似た感じになっちゃった場合
それをやる別な必然性が感じられなかったら
ボツにしたほうがいいかなと思う」
というぼく
対して
「聴く側からすると
『このひとのこういう感じの曲がもっと聴きたい』
っていう気持ちになることもありますよ」
と言ったのはさとるさんだったかしら?
(別の方でそうおっしゃった方
読んでらしたら教えて下さい)

ともあれこの感覚を
ぼくは理解する気がなかったんだなぁ

山作戰

亀井静香って日に日に打ち上げられたみたいになってくね… と語る山作戰

たとえば
よい値段のコースの料理みたいなのを
ぼくは食べたことがほぼないのだけれど
はなしに聞くところによるとそういうところでは
出される料理たちはキャラクターが
かぶらないように配慮されて
出されてくるんだそうですな
そこには作るひとを信頼して
もてなしを受けるしあわせがあると思う

しかし
気心が知れた料理人が
出されていく料理の合間に
「あなた好きだったでしょうこれ」みたいな
料理人のめくばせ的な品を入れてくれて
料理の組み立て的には過多でも
その野暮すらもうれしかったりした
というはなしを
物語だったかエッセーだったかで
読んだことがあったことまで思い出して
思うところありまして
年末になんだか
うれしい散らかり具合になったのでした
すごいお店の料理人と自分を
なんで臆面もなく重ねあわせてるのかは
ぼくにもわかりませんが
年末ですのですみません
山作戰』を出したとき
「誰が聴くかを想定していない
聴くひとの気持ちや欲しいものを考えてない」
と言ってくれたひとがいた

そのときはこびる感じとか
プレゼンに基づいた音楽を想像して
反発したけれど
前厄のこの時期にちょっと
その感覚がわかった気がしています

こびるでもなく もてなすことを
来年は初歩から修練していこうと
こころに決めつつのすこし楽しげな年末です

 

※高山堂ウェブ支店にご登録のみなさん
年賀状は元旦には届かないと思います
お赦しくださいまし…

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コメント

  1. ぼくはげ 更新しました
    『こびるでもなくもてなすの初歩』
    http://t.co/ZWYyQUOB

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