ヤマサクマイニチ140 2020年5月10日(日)やっとタケノコ堀り 竹林の音場のよさにまみれて土につながると安心する

昨日はたけのこを掘りに行った
以前静岡へ来たころに一度
ここで掘らせてもらったんだけれど
その日は雨だった

二本くらい掘って
最後の一本が根っこだらけの斜面の
あとで聞くとプロならすぐにやめるような
過酷な現場を選んでいたようだ

竹林の持ち主さんの家のネコ
撫でていると急に噛み付く
たまにこういうネコいるけど なんなんだろう
こいつもその当時はいなかった


時期的にはもう終わりがけ
よく聞く「土のわずかな出っ張りを察知して掘る」
的なのは出始めのことらしい
親にする竹を残して竹林を管理していると聞き
日本刀の試し切りや斬り合いのシーンで
むやみに竹を斜めにバサッと斬って落とすのは
次の年のタケノコによくないことがわかった
もうやめるよひとつ掘っては反省
どうしても最後のツメが甘く
ここにあるはずのもう少しを欠いてしまう
と必死で話している様子
マスクがびっちょびちょになって
吐けるが吸えない弁のようになり
本気になっているところ
掘り始めから間違ってるのではないかと
疑い始めてうろうろしているところ
それにしても笹が積み重なった足元と
竹の並ぶ構造がいいのか
音場が素敵 気持ちがいい

結果先っぽが黄色くてやわらかそうな
大物を掘ったのだけれど
やはり最後の最後で欠いてしまう

熊本弁でうっかく というのだけれど
それに相当する標準語が見つからない
「欠けさせる」的な意味
あらぬところが痛くなり
手に豆を作りながら数時間
ヘトヘトなのに元気になっている
土とつながれることは安心につながるのだなあと
しみじみ実感しつつ
動画を撮影

一昨日忙しい中
お友達に再セットアップをお願いしてしまい
当たり前になにもかもまっさらになって
昨日の動画の更新が遅れてしまったすたっふ

フォントのインストールもままならず
一昨日の動画は若干まじめな感じだった(笑)
昨日かなり入れてあげたので
調子が戻って喜んでいる感じも伝わる動画だ

お昼過ぎに切り上げる
帰り道
重たいタケノコを背負って坂道を降りるところで
この時期ならではの雪が筋になって残っている
立体的な富士山を拝めた

「次は4月頃においで」と言っていただき
再会を約束しつつ
おいしいタケノコ以外にもいろいろ
豊かなものをいただいて帰ったのだよ

それではまた 明日の未明頃に

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