ヤマサクマイニチ160 2020年5月30日(土)結局船越さんは何者だったのか 歌舞伎にも出てくる頼朝につかえた方と静岡の地形の残酷

一昨日は清水にお泊まりをして
(たくさん酔ったからではなく
予定通りだからね)
朝ごはんをいただき帰る
(厚かましいのではなく
予定通りだからね)
帰りに遠回りして
ずっと気になってた
「船越堤公園」へ

何年か前に誘われて見に行った
桜の美しさはもちろん
そもそもなんでこんな
「やわた!」
って言いそうな名前なのか

行けばわかるかと思ったが
駐車場からのコースでは
案内板なども見当たらず
わからない

ネットで調べても
まとまった情報が全然ない
調べたことをざっと整理すると

ときは平安くらいから
清水のあたりを入江氏というひとびとが
ずっと治めてた

ちびまる子ちゃんの舞台であり
さくらももこさんが育った場所が入江地区
この豪族たちが長く治めたところらしい

さてさてときは鎌倉の時代
源頼朝につかえていた
梶原平三景時
追放されて京都へ向かう途中
静岡で地元の豪族入江さんたちに見つかって
合戦になって殺された

歌舞伎にも出てきて
たしか刀で手水鉢
(神社で手を洗ったり口をすすいだりする)
を斬ってしまうひとだ

そのとき活躍した中に船越三郎さんもいた

梶原さんが討たれたその場所は
狐ヶ崎とも大内とも言われていて
静岡市清水区大内には
梶原山も梶原堂もある

狐ケ崎は昨日行った
船越堤にも近かったりする

どっちで殺されたにしろ
その頃 旧い東海道の時代から
国道1号線と東名高速が通る
竜爪山と日本平との間の
平地を通るしかなかったんだなあ
見つかっちゃったんだなあと
地図を眺めて思いつつ撮ったのが
この動画

1分におさめなければならないので
船越さんの紹介もかなりわけがわからない

ずっと名前が気になっていたのに
桜の美しさに魅了されて調べもせずにボーッと生きていた俺
調べたら静岡の地名や歴史が
少し立体感を持って見えるようになったのと同時に
「狐ヶ崎ならたぬきはあとかよ」 なんていう
馬鹿なダジャレを思い浮かべてしまうのだった

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