【山作言】2019年8月15日お世話様

八ヶ岳の赤岳鉱泉に行ってきた
去年も連れて行っていただき いろいろ乗り越え経験して 戻ってきたぞの一年ぶりだ
しかも去年は八ヶ岳から帰ったその日に狭い部屋へ缶詰になったので
「俺はほんとに昨日まであの眩い陽射しの大パノラマな景色の中にいたのだろうか」
と変な気分で壁を見つめたのを覚えている

赤岳鉱泉は南八ヶ岳の標高2220mに位置するお風呂に入れて日によってはステーキの夕食が食える山小屋だ
お風呂は石鹸やシャンプーのたぐいは使えず譲り合うのでナンだけれど その快適すぎて申し訳ない山小屋を今年も堪能した
山の醍醐味を味わいたいからテントだぜ 自炊だぜ という方はその山小屋の周りにテントを張る場所があるのでそちらを使うのだけれど 俺は山作戰を名乗りつつもいわゆる山屋さんではないので快適に過ごして月の光を見ながらベッドで寝た
(そもそも書き出しで「〇〇岳に登った」じゃなく「赤岳鉱泉に行ってきた」と書く時点で「おい!」って感じですね)

ビールやワインを飲み 10時過ぎには就寝
月の明かりのせいか2220mの標高による空気の薄さのせいか 夢をやたら見た
その夢の中で俺は暗い中曲作りをしまくっていていい曲ができた!と思うのだけど夜中に目を覚ましたときには覚えていなかった

トイレに行って戻って寝ると今度はバスに乗っていた 目黒駅の前にあるはずのないバスロータリーがあって、そこから乗り込む
バスの真ん中あたりの右の窓側の席に座っている俺 曇り空の景色を見ていると隣の席に山作戰バンドでベースを弾いてくれている考さんが乗ってくる
夢の中の俺は当たり前にそれを受け入れて当たり前に話し出す

考さんは青森のご出身なのだけど 夢の中の考さんは「青森に『お世話様』というお漬け物があるんです 変わってて『お世話様』は亡くなった方を弔うときに食べるんです」 みたいなことを俺に話す

なんでこんなことを話すんだろう 怖いなあ と思いながら相槌を打って窓の外を見ていると視界が明るくなって やがて目が覚めた

眠い目をこすって起き上がりベッドの足元のテーブルを見ると皿の上に昨日食堂からもらってきてつまみにしたしば漬けが2~3切れ残っていた

青森に「お世話様」が存在するのか 今度考さんに聞いてみます

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