【山作言】2019年9月19日「山作マンなりのロケットマンの感想など」

エルトン・ジョンの半生を描いたファンタジー映画「ロケット・マン」を観た
すでに上映が終わる映画館も多いそうで 俺が観た清水のMOVIX清水での上映ももうすぐ終わる

同じ監督の作品でQUEENの「ボヘミアン・ラプソディ」のロングランから考えると世界的な人気が上回るはずのエルトン・ジョンの映画が8月23日に公開されて夏の終わりを待たずに終わってしまうのは皮肉なものだけれど 観たら日本人に理解されにくい理由もわかる気がした
俺の勝手な見解なんだけれど エルトン・ジョンの曲はルーツミュージックに近すぎて 日本人の一般的なリスナーには好まれにくいし とりあえず声が高いシンガーを好む国民性にもしっくりこないと思うので そのあたりがQUEENとの愛され度の差につながっていると思う

観終わって一夜 俺の感想としては情報量が多すぎてまだ処理し切れてないけれど どこかしこで謎の涙が流れる映画だった

観た方はどこかわかると思うんだけど なんの涙か一番わからない涙が出たのが エルトン・ジョンが渡米したあとのステージでエルトン・ジョンもお客さんも空中に浮くシーン

なんなんだろう

ひとは情報を処理しきれず溢れた状態のときに涙を流すと仮定している俺としては何を受け取り何を処理できなかったのか 考えなければいけない

お兄さん同士がチューするシーンに嫌悪感がある方は目をつぶらなければいけないシーンがあるけれど 俺はこの映画を好きと言うひとと仲良くなれると思ったし 監督がエルトン・ジョンの曲の中でもイギリス人らしいというか ウェットでひねくれて切ない「Goodbye Yellow Brick Road」をテーマにして幾度となく大切なシーンで(冒頭から)使い倒してくれるあたり 監督とも気が合うと思った(なに目線?)

どこか音がいい会場でやまさ倶楽部のみなさんにも観て欲しい作品
エルトン・ジョンを知らなくても楽しいと思う
かく言う俺もエルトン・ジョンの曲は数曲しか知らなかったんだから(内緒)

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