いまにもくじけそうな山作用の全曲紹介 市の続き
他のミュージシャンさんが読んでもへんてこすぎて参考にもならないんですが これを知って音を聴くとすこしいろいろ腑に落ちる部分があるのではないかしらと 淡く期待しつつ 「あいたかやま」は協力者が多く 一回で書ききれませんでした…
「あいたかやま」は番組のテーマ曲として
「あいたかやま」はライブでもお話ししましたが 俺があいたいと思うひとにあって話しを聴く「あいたかやま」という番組のテーマソングとして作りました
あいたいという意味の熊本弁「あいたか」と俺の本名の髙山から仮のタイトルを付けてそのまま収録されたんですが ここで問題になるのはこの番組が架空のもの 俺の妄想の中にしかないものだってことです
どなたか「その妄想現実にしてやるぞ 静岡で放送するのに提供してもいいぞ」 という方いらっしゃいましたらこちらからご連絡ください(笑)
この曲は実は随分前にある程度のところまで出来上がっていて 2015年9月5日のマーカムホールでのたかや祭り(リンクはお客さんが来ないかもと心配してテンパってる俺の宣伝日記 当日は満員御礼でした ありがとう)でやる曲の候補にも入れていたんですが 他にやる曲が多くて日の目をみないまま今回公開となりました
イントロが流れてきたら番組が終わるようなイメージで(笑)
曲は イントロの変拍子リフから作り そこに曲と番組(笑)の主題になってる 大人同士でこだわりを聴く 人生 尊重や敬意 ベタッとさせずにスクっと立つ感じで描く という意思を込めました
番組が終わるとき 俺があったゲストの語りに重なって聴こえてきたら ああ このひとの人生もまた 尊くて素敵だなぁ あってみたいなぁ って思うようなイントロが必要だったので使う音は少なく それでいて少し硬派で印象に残るように ってイメージで作りました
これがイントロや曲中 エンディングまで鳴るエレキギターの繰り返しフレーズです
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「うたは最も語れる音域で作る」と決めていた
メロディーはおそらく山作戰史上初の「優しく語りかけられる音域で作る」という試みで作りました
いままでは
「作りたいように作ればいいのだ! あとで練習してうたえればよし!」
って思っていました
それで案の定 うたの録音で苦しむ という自業自得方式を毎回とっておりましたので 今回の「抑えた音域を意識して作る」という取り組みは転機(みなさんは多分当たり前にやっている)
結果 むしろ大変でした…
が うたを録音するときに込められる情報が多く感じたし やれることが多くて面白かった
ギターは誰に頼む?間に合わない!身悶え続ける俺
最初からベースは坪光君に頼もうと思っていたんですが ギターは西村さんにお願いしようか迷っていました
結果 西村さんは他のライブイベントが本当に忙しく その期間には3曲が限界というはなしになり 「自分で弾くか…」などとも揺れつつすごしました
またひどく身悶えながら今回はじめて導入した作業進捗の表を眺める俺(はじめてかよ!)
どう考えても自分で弾くと到底間に合わないことが判明(俺の録音はベースでもギターでも切れ切れにちょっとずつ録っていくため 何日もかかるので)
おそるおそるFacebookで坪光君に「ギターとベースを…」とメッセージすると すんなり「やってみます!」との返事に頼もしくてまた身悶える
変態ベーシストはギターも面白かった
数時間後 返ってきたトラックがすばらしくてさらに身悶えた
前回の山作柄の作業の反省を活かして今回からギターもベースも楽器を演奏したそのままの音と 坪光くんのイメージでアンプを通したりエフェクトをかけたりしたトラックの両方を送って欲しいとお願いしていました
山作柄のとき加工された音のみをもらって音を混ぜようとしてどうしても思うようにならず 苦しんだのでそうしてもらったんですが こうやっていただいた素のベースの音にひずみを加えて印象的でブリブリ言ってうたと会話してるようなベースになりました
実は返ってきたトラックのうちギターリフが坪光君風に少し変わっていて 音が一つ多かったんです
「そのままいってしまおうかな」とまた身悶えるくらいに素敵な演奏だったんだけど おそるおそる「ここが違うのです」とメッセージでお伝えしてみると
快く直してくれたトラックが戻ってきました
が なんだかノリが違って前の方がよかった気がする
悩んだ結果 前のトラックの一つ多い音を曲中全部の箇所で一個一個消していく という作業をしました
このことは坪光君にも言ってませんが この作業で俺の望み通りになったフレーズ
生々しくも少し気になる 味わい深いものになりました
坪光君 せっかく録り直してくれたのに ごめんね(笑)
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