「聖徳太子に似てますね」と言われたことがある　直後「あ違った織田信長だった」と言われた
もっとほっそりしていた頃だが　にしても言われた側は困った

あるひとに「吉川晃司に似てる」と言われ　そこに吉川晃司さんファンの方が同席していて激怒されたこともある
怒りの矛先は俺に向いて「似てないです」と俺に言ってくるんだ
いや俺は　自分ではまったく思ったこともないし　言ってないし…
とたじろぎながら　立候補してないのに選挙違反で捕まったような気持ちになった

ひとはなぜ誰かを有名人に似てるとなぜ言うんだろう　そして　似てるとは？

たとえばだ　たとえばだよ
菅田将暉さんに似ていると俺が言われたとする　うれしさより前に思うはずだ
「菅田将暉さんが俺に似てるんだろう」と
「俺の方が直子（母）から出てきたの早いぞ」と
有名なのは承知の上だがこっちだってまあまあ存在してきたぞと
だって菅田将暉さん　26歳だってよ　俺が22歳のときに産んだら親子よ　やんちゃしてたらお父さんよ　してなくてもそうかもよ

とはいえ菅田将暉と言えばいまや万能俳優　イケてる代名詞だ
「リーガルは靴のトラッド代名詞」ってキャッチコピーを聞いたのはどこでだったか
靴の話だということ以外はまったく意味がわからなかったがいま検索しても出てこなかったので多分聞き間違い!

話がそれました

そのひとは「菅田将暉さんに似てますね　耳たぶが」とか言わない限りある程度好意を込めて言ってくれてると思うんだ
だけれどもね　似てる　はせめて　年齢が上のひとに　下のひとが　ってことにしません？
先にいるほうが後から来たひとに「似てる」って　どう？

え　変と思うの俺だけ？　おかしい？　伝わってる？　言ってること通じてる？
俺だけが感じる違和感だったらどうしよう

「美人な誰かに似てる」を褒め言葉として機能させようとすることだってありますでしょう　そういう場合　個別に一から褒めるには厳選した言葉を沢山使わなければいけないから世間で評価の高いものを基準に出して「それと同じくか近いくらい素敵よ」って感じじゃないすか？
しかも言われた相手は　A「よく言われます」か　B「そんなことないですよ」くらいしか返しようがないし　Bを選んだ場合　周りに「似てるよね」って言ってなんかその場全体で似てるって感じになって口々にどこが似てるか言ったりなどして　めでたしめでたし　みたいになるのが関の山でしょう

褒め言葉じゃない「似てる」だって　面白く処理できないひとにとっては迷惑だろうし　このあたり難しいんですよ　似てる　って言われた側がまあまあ体力使うんスよ

さておき「似てる」とは「オリジナルじゃない」という意味も持っている
他人に似てるは「お母さんに似てますね」とは訳が違うし「お父さんと似てませんね」はもっと大人のセンシティブなところに踏み込む言葉かも知れないけど　それはまた別のはなし

次もし俺が　「吉川晃司さんに似てる」と言われたら　「兄なんです」って言おうと思ってるよ　そのあと面白く処理してよね（笑）

※あんまり真剣に考えないでね　似てるって言うなよ！　って強く言いたい訳では決してありません

本日夜22時から30分　生配信！　うたとおしゃべりのなまぼくはげ　どうぞー