人生がおわるとき 思い出してしまう

愛してると
伝える前に
わからなくちゃいけないのに

世間が口を
つぐむ愛の意味は
記号のようで灯せない

棚に並んだ愛の箱をレジへ
持って行けばくれるのかな

すべて道ならぬ思いが
穢れてるのなら
呵責に青ざめ
苦悩に泣きじゃくる
この美しさはなんだろう

ひとを愛してしまうこと
焦がれうめくこと
二人が距離をとり
同じ違う道を
互いが互いを世間を欺いて歩く

出会いを悔やんで
終わる理由しかないのに
暮れるホームで
見かけてしまう

少しも減らない
気持ちを無理に詰め込んで
体重をかけて閉めたのに

いつか人生がおわるとき
思い出してしまう
日々の表面をなぞる指先に
刺さる痛み
愛以外のなんなの?

未来に夢を描かぬこと
思いを間引くこと
それぞれの暮らしの包み紙の中
枯れたはずのひび割れから
また芽吹いてしまう

すべて道ならぬ思いが
穢れてるのなら
呵責に青ざめ
苦悩に泣きじゃくる
この美しさはなんだろう

ひとを愛してしまうこと
焦がれうめくこと
二人が距離をとり
同じ違う道を
互いが互いを世間を欺いて

いつか人生がおわるとき
思い出してしまう

枯れたはずのひび割れから
また芽吹いてしまう

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