【山作言 会員限定】2020年5月10日(日)知ってしまったあとには 知らなかったころには戻れないのね

この騒動になったからなのか
この騒動にならなくてもそうだったのか
わかりませんが
髙山堂内はずっと
忙しい日々を送っています

違うのは
忙しくやっていることが
なんにも経済活動に
つながってないということ
忙しさや大変さを経済活動にしようと
いろいろ仕込んでいたものを
ひとつひとつ日の目をみないまま
機会ロスのお弁当のように
廃棄処分する決断をするのは辛い
けれど進み続けることがロックなので
つぎのことに手をつける訳ですな

そもそもセンまつりまで
100日を切っているので
忙しくなるのは当然なんですが
例年のようなセンまつりリハーサルは
ひとが多数集まるからできない

それはつまり
リハーサルをしてるうちに
イメージが膨らんで
それをやってみてるうちに
次のイメージがわいて
みたいないままでの発想法が
まったく使えないってことなんですね

そもそもうちのバンドは
俺の頭の中で全部考えたことを
その通りにバンドでやってもらう
ってところから始まりました

しかし長年やってきて
それだけじゃなんだからと
メンバーとのやり取りで発想するやり方に
リハビリして変えていった

なのに今回また
元に戻さなきゃいけないだなんて
お箸を正しく持てるようになったあと
前の違う持ち方がもうできなくなるように
もうどうやってたかわからない!

「よくそんなやり方で里芋を挟んで食べてたね」
的な
完全に他人事になってしまっているので
いま必死で頭の中で
あの頃どうやってたんだろうと
過去の自分をプロファイリングしながら
独りセッションを繰り返して
センまつりの企てをしているところです

知ってしまったあとには
知らなかったころには戻れないのね

なんて意味深なことを思いつつ
大人になった俺は
自分の中にあの頃を再構築するのです
しかしそれはただのあの頃ではなくて
きっと新しいあの頃になるわけで
それはきっとこの騒動がなければ
あえなかった未来なんだと思います

なので結論としては
楽しみにしていてね ってことです

楽しみにしていてくれることが
力になることだけは
どんなに世間が変わっても
変わらない真実だからね

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