昨日は東静岡でSPACの『メナム河の日本人』を観てきた
SPACは専用の劇場や稽古場を持つ日本で初めての公立演劇集団のはずだ(乱暴)
正しく詳しく知りたい方はこちらを見て欲しい
観劇の前に劇場に併設されているカフェ「シンデレラ」で大黒屋製菓舗の揚げまんじゅう(数量限定)
ラチャプルック・タイコーヒー専門店のタイコーヒー「森の恋人たち・アユタヤ」をいただく
山田長政が静岡浅間神社の門前町である馬場町で生まれたというはなしから
大黒屋さんの揚げまんじゅうが大好きなので最初からうれしい
今回のお芝居はまだ日本でキリシタンが弾圧されてる
17世紀初頭のはなし
アユタヤ王朝(タイ)に渡った山田長政が主人公だ
山田長政は教科書だか資料集だかで洋服を着てる姿を見た気がする
頭がはげてたのでは?と思って検索しようにもiPhoneを忘れて行ったので無理
SPACの劇団は宮城聰さんの作 演出で動くことが多いんだけど今回は違う
ゲストの演出家として今井朋彦を迎えてSPACの俳優さんで演るお芝居
台本は遠藤周作
政治的な蠢きや謀略とそれをかき分けて地位を上げる山田長政
弾圧真っ只中の日本へ帰ろうとするキリスト教神父 ペトロ岐部
![ペトロ岐部](https://www.yamasakusen.jp/wp-content/uploads/2020/02/86390149_227081115122445_3502066271019597824_n-300x169.jpg)
ペトロ岐部役の布施安寿香さん
そのやりとりの中でいまの時代にも通じる
日本人とは?信仰とは?
みたいなものが描かれる
弾圧を受けることがわかっていて日本へ帰ろうとする岐部と止める長政
布施さん演じる岐部が長政に語る言葉が澄んでいて優しくて
思わずキリシタンになりそうなくらいだった
いろいろ書くとネタバレになるのでそこは極力避けつつ
(台本は古典だけれど読んだことないよね 俺もなかった)
![](https://www.yamasakusen.jp/wp-content/uploads/2020/02/86295486_148342966192360_7970422285817348096_n_1-300x169.jpg)
奥野晃士さん
ヒゲをそって別人になった奥野さんがすごい
ファンの方が客席で思わず「あれ奥野さん?」と言う変わりよう
王の奥さんの側近役を たきいみきさん
今回もいろいろ美しすぎて見とれたそして長政役でスター性がすごい林大樹さんと
長政が慕う王女山本実幸さん
え?透明なんじゃない?と思う透明感
だからって半透明ではない
なんで限りなく透明に近いのに「半透明」だと嫌な感じになるんだろうね
![佐藤ゆずさん](https://www.yamasakusen.jp/wp-content/uploads/2020/02/86480446_2871290686263099_5790462234018709504_n_1-300x169.jpg)
佐藤ゆずさん
さらには日本人街で強く生きる女役の佐藤ゆずさんも混じえて
王女は宮廷にいるので市井の女の佐藤さんとは劇中では同じシーンがない!
![大高浩一さん](https://www.yamasakusen.jp/wp-content/uploads/2020/02/87090115_224111831972928_2488823326286282752_n_1-169x300.jpg)
大高浩一さん
そして安定の王にして この物語では象徴でもある 我らが大高さん
王なんだよ 王なんだけどね 内緒だよ 観てのお楽しみだよ
見せ場のひとつはこの華奢な大高さんが奥野さんを担ぎ上げる名シーン
象徴なのです
お芝居に満足し演出の今井朋彦さんを混じえたアフタートークも楽しんだあと
しずぎんホールユーフォニアへ
静岡大学ダンス部の自主公演を観に行く
やはりSPACの女優さん宮城嶋 遥加さんが出演されたのだった
こんなに攻めた質の高いダンスを大学生の方がやってらっしゃるとは
舞台で踊る身としては尊敬しかなかった
踊ると言っても
![](https://www.yamasakusen.jp/wp-content/uploads/2019/04/190427_270-300x200.jpg)
インド(風の)ダンス(的なもの)を踊る私
こんなのですけどね
などと舞台の写真を撮れなかったことをごまかしつつ
ついでに山作戰の音楽が使われたアンプティーサッカーの映像が流れているという東急のビジョンへ
あいかわらずやたら寅さんの映像が流れてて観られず
その後ついにマイトングを持って牛角に攻め込んだのはまた別の話
そのはなしを書くかはさておき
また明日の明け方に