【山作言 会員限定】2020年3月13日 舞台がなければテレビを観ればいいじゃない

新しい早口言葉を考えました

隣の無観客はよく牡蠣食う無観客だ
無許可無観客赤無観客黄無観客
特許許可局無観客」

「むかんきゃく」は言いにくいですね

もしかすると7月23日「ヤマサク夏のセンまつり」まで
無観客になってしまうかも知れない
そんな事態にむかっているのかも知れません
俺個人的にはオリンピックが中止してもやりたいんですがね

インターネット回線が速くなっていよいよCDが売れなくなって
よし 没入感だ やれ 参加型だ やっぱり現場だ ライブだ!
という流れの中で起きた今回の新コロナ騒ぎでした

テレビを観ればいいじゃない
テレビで活躍する役者さん その多くが舞台出身
または舞台経験者なんですね
歌手から俳優さんになるひとも
お笑いからドラマに出始めた方も
モデルさんを経てドラマに進出された方でも
舞台をやってそこで演技法を学んで
その後テレビで通用している方のほうが断然多い

一度撮影したら終わり
というテレビの仕組みと比べて
何度も何度も練習して
タイミングやセリフの抑揚
立ち位置まで決めていく繰り返しと
ひと前で演技をする緊張感が
演技に深みを出していくんだろうと想像しますが
芸能事務所でもちゃんとしてるところは
舞台に立たせる傾向にあるようです

俺は高校で演劇部にいただけですが
それでも没頭して演劇をやり
自分が普段絶対言わない言い回しを
他人になった気持ちで何度も何度も言う
その繰り返しはいまでも役に立っていると思う

俺はラジオの内容を録音しながら決めるんですが
その作業にも演劇でやった発声や
覚えたセリフたちは活きているし
生きている

舞台という文化のそのうごめきは
日本のテレビや映画の面白さに
無関係じゃない
むしろ強い影響を持っている

ネットで名を上げるミュージシャンが増えても
やはりバンドはライブハウスの文化から生まれるし
ドラマがテレビやネットで観られても
劇場で磨かれた芸がなければ成り立たない

山が突然地面から垂直に存在するのではなく
裾野からなだらかに伸びて高くなっていくように
視野に入りやすい芸能から伸びたその先に
現場で繰り返される情熱の裾野が確実に存在して
日の目を見ない芸事の熱情が支えている
頂上だけが独立して存在することなんて
無理なんですものね

入ってくる悪いものを身体に蔓延させないように
血管を止められている状況の俺たち

なにがいいとか悪いとか
こうであってもらなければ困る
ってはなしではなく
すでに壊死は始まっています

そしてこの壊死は豊かに生きようとする
ほとんどのひとに関係があるものなんですよね

7月23日はやります
何があろうとやる

なので是非いろいろな応援をして
たのしんで下さい
よろしくどうぞお願いします

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