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会報で伝えきれなかったことを月イチくらいで伝える感じをイメージしています。
テストデス。てすとですよ。

去年の11月29日に作ったセンまつりの最初の候補曲の表を見ていますが、「はじめにうたありき」「カラザ」「大人の器」が入っとります。

「はじめにうたありき」がオープニングならいろいろしっくり来るなあとは思っていたし、カラザでは鼓笛隊とかマーチングバンドみたいに客席を行進して練り歩いたらどがん?なんて目論見も。

しかし今回のセットリストには「メロウ」「眠れない夜が明けても」「櫻の木と櫟の木」と一作目の作品集「山作戰」からの曲が多く、これに「はじめにうたありき」と「カラザ」まで入れたら作品集「山作戰」の発売記念ライブのごたるばい!流石にトゥーマッチ… と泣く泣く削った覚えがあります。2017年の12月18日に更新した表で「はじめにうたありき」は消えとる。
「カラザマーチングバンド案」は捨てきれんかったんですが、予算が早々に尽きたと聞いて「各楽器をワイヤレスで飛ばすのは無理かなー、予算ガー」とあきらめた。結論から言うと当日はベースの考さんもギターの西さんも自前でワイヤレスにされとって、マーチング用のドラムを借りたり合わせシンバル用意したりするだけでクリアできた気もするんですが。あとのまつり。
しかしこれをあきらめたことが「会場全体で楽しめる何か」っていう思いとして残り、巨大サッカーボール出現たくさんの風船の案につながっていきます。

「大人の器」が候補からはずれたのは、この曲のピアノを俺が弾こうと思っていて、要になるヴァイオリンの葉月ちゃんが「山作さんのピアノと合わせて演奏できる自信がない」とおっしゃったことがきっかけでした。「ホールにはきっと合う。しかし重たい暗い曲だし…やめるか!」と重い曲の演奏を軽いノリでやめました。その頃の葉月ちゃんは発展途上で、塚本恵さんのピアノと合わせて演奏するのが一番自分の力を発揮できると考えていたようです。それから本番までの間に葉月ちゃんは対応力をめきめきとつけ、本番までには問題ないくらいになってたと思うけど、その結果、コントラバスの小野田さんと2人の「メロウ」や、hiiragi_君と三人での「未明の空」の合奏をやる必然性が出たのでこれもこれでよし。

今回「眠れない夜が明けても」をバンドで演奏しました。これは「センまつり」を最近作った親しみやすげな曲から昔作った難解めの曲まで山作戰 の目次のように全部を見てもらい、音楽的に細かく味わう方は「なにを小癪な!」「むむ!そうきたか」と味わい、そうでもない方はただただ歌や雰囲気を聴いてるうちに楽しいという、点描のようなコンサートにできんかなーという思いから、一番振り切れた曲担当として入れました。さらにツインドラムが生きる曲でもあり、バンドで演奏が出来上がったときにはパズルのピースがハマって「必然」という文字が出来上がったような気持ちになったもんです。歌詞は「山作戰」に入れる前のバージョンに戻ってCDと少し違ったはず。

今回の大きなテーマのひとつに「録音などでお世話になった音楽家仲間に必然性を持った形でステージに上がってもらいたい」というのがありました。もちろん全員は無理だった。仲良しの和太鼓奏者、和迦志君や「俺の東海道」で素晴らしすぎる三味線を弾いてくれたタテさん、神戸奏汰君をはじめ多くのみなさんにもお声がけしたりできんかったりあきらめた。
バンドからは「コンサートの最後の曲はメンバー全員じゃないんですか?」という声もありましたが、構成と効果を冷静に見て考えて、心を鬼にして俺の思い通りにひとりの弾き語りで終わらせてもらいました。

アンコール前ステージをおりた際に社長が「時間巻いてる(予定より早い進行)よ」と言ったので、予定していた最後の曲「人生が終わるとき思い出してしまう」の前に桜えび漁期直前でどうしても入れたかった「ゆいのうた」を2番の桜えびが採れるシーンの前からうたいましたが、舞台裏は「これラストの曲じゃない!」「照明そのまま!」「ロビーの曲順表書き足して!」と大騒ぎだったごたる。ごめんね。

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