【山作言】2020年1月24日 引退のしかた


「クロワッサン」を初めて知ったとき 小さい頃から図鑑大好きすぎたせいか俺は「マダガスカルクロワッサン」みたいな「アマミノクロワッサン」みたいに理解し「むしろワッサンとは?」と思ったものだ
またまたーとおっしゃるむきもあるかと思うが 大きな蛾の仲間にはヨナグニサンだとかクスサンというのがいたりするのだワッサンだっていてもおかしくないでしょう
嘘ばっかりついてる子だったし いまもあんまり変わらないけれど ヨナグニサンで検索していただければわかると思う
ね いたでしょう
ちなみにうちなーぐちでは「ヤーがワッサンドー」で「お前が悪い」という意味だそうだ
そういつも冗談とも嘘ともつかないことばっかり言ってる俺が悪い!悪くないやい!

これは「ヤマサクマイニチ」に書こうと思っていたことですが やっぱり近くで応援してくれているひとで しかもこのページを見てくれてるひとは限られているので こっちに書くことにしました

俺は引退したらもう音楽はやらないつもりです

意味がわからないかもしれないけれど 正味なはなし 年齢を重ねて(もうまあまあ重ねてるけど)音楽をやめたら 先生になるとかもないし 深刻に音楽で食っていけなくなっても なにか別に仕事をしながら作曲やライブ活動を続けることは絶対ない
絶対という言葉が嫌いなんだけどこればっかりはそう 整理をつけて割り切って関わることはできないのですね

静岡に来て危機は何度もあるし いまも安定しているわけではないんですが まあ何度目かの危機のときに
「音楽をやめることになったら静岡からも離れて音楽家だった俺を知ってるひとのいない場所でただ黙々と働いて死ぬんだろう」とわかったというか覚悟というか
あるときふとそういう結論に達してからは 正直 怖い
怖いよね ドラマに出てくる過去を捨てた犯人みたい

メジャーのひとたちのように大きな金額が動く契約があるわけでも こなさなければいけないアルバム制作もライブツアーもないのだから 大人の責任が少ない
そのかわりにバックアップも保証もない

自分のやる気次第のいまの俺は ギブアップすればいつでも音楽をやめられてしまうし 止まったらやめなければいけない状態
それなのに続けてる 続けられてる ってことは 俺はまだファイティングポーズをとってるんだろうね
レフェリーもいないので
「まだやれるか?闘えるか?」
みたいに聞いてくれるひともないけれど闇に向かって拳を振り回し続けてる

応援してもらう 聴いてもらう 話題にしてもらうことで消えそうな火が消えない 水をかけられても再び燃える

なんか朝ドラのテーマ曲の歌詞みたいになってきてますけど
たまたま消えないだけ それはあたりまえじゃない いつでも終わるんだ
そのことに感謝をしながら日々曲を作ってうたういまの日々が大好きです

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