この「絶望の砂に咲く花」MVについて引き続き書きます。
前回の裏話1でも書きましたが、予算も時間も限られた中で始まったこのMV計画、1月29日に初顔合わせ。いろんな案を出し合って解散、萠水さんがそれをまとめてもう一度2月19日に会って打ち合わせ。
その後はLINEでシナリオやキャスティングなどを相談していきました。
俳優さんたちが出演する本編の中で使うために山作戰だけの撮影を先にする必要があったので、3月6日に砂の中で撮影。
3月18日、19日は俳優さんたちのお芝居部分の撮影。合計3日間で撮り終えました。
撮影の段取りやスケジュールがすごい速さで次々と決まっていきました。
私はついつい色々思い込んでしまい、邪魔することがあるので、そっとみんなのやり取りを見てましたが、プロの集団が次々に段取りをしていくのがすごかったし、どんな風になるのか側にいてもワクワクしていました。
まずは砂丘で山作戰だけがうたっているシーンを撮った時のことを書きます。
監督さんたちは一番最初に砂丘で歌っている山作戰の姿を思い描いたようで、浜松にある中田島砂丘で撮ることになりました。
撮るんだったら朝焼けの真っ赤な空も撮っておきたいし、ひとがいない時間がいいねと砂丘の集合時間は5時!
髙山は顔が腫れないように前日はお酒を飲まずに過ごし、真っ暗の中蒲原を出発したのが3時すぎくらい。メイクのいづみちゃんをピックアップして砂丘に着いたのが5時頃でした。
到着してから髙山は車の中でメイク。撮影班は機材など準備して日の出を待ちました。
日の出が6時10分とのことだったのに天気が悪くて全く出ない。
そして、風が強くて寒い!!
こんなかんじで撮影は始まりました。
砂地を歩いて丘のようになっているところを進みます。
砂地を登っていのは足が埋もれてしまうような感覚で、歌詞に出てくる「絶望の砂」というのはこの力を吸われていくような感覚が始まりだったと髙山は言っていました。
そんな中でも撮影班はテキパキと準備をし、撮影が始まります。
ドローンも飛ばしたりと撮影中楽しかったです。初めてのドローン撮影でしたが、プロペラが回ると攻撃されそうな緊張感のある音がして、スリルがありました。
6時から撮影して10時前の終了まで髙山は歌いつづけます。音は録ってないのですが、ほんとに歌わないと映像が嘘っぽくなると髙山は言ってました。
撮影が終わってみんなでファミレスへ。少し経つとかなり強い雨が降ってきました。
日の出は出なかったけど、考えてみると赤い映像はイメージに合わなかったし、朝一から撮影できたおかげで雨にも降られずに無事に終えることができました。
この砂丘で撮ったパートのみのバージョンもあります。これもまた素晴らしいので楽しみにしててください。
次回は俳優さんたちの撮影現場の裏話かしら?